POTAのハントを細々と始めましたが、外出中にSpot情報を見て呼びたいなと思っても、そのためにIC-705を持ち出すのも大変なので、コンパクトでお安く持ち出しやすいリグとして前々から目をつけていた (tr)uSDX を購入することにしました。ちなみに、「トゥルー・エスディーエックス」と読むようです。
国内で販売されているADVENTURE QRPさんで購入しようと思ってフォームから申し込みをしましたが、お忙しかったのか1週間経っても反応がなかったのでAliExpressのUpTechストアで購入しました。(その後返信がありましたが、Aliで注文後だったのでキャンセルをお願いしました)
AliExpressというとちょっと心配に思いますが、(tr)uSDXの開発者であるDL2MAN局の公式サプライヤーにリストアップされているので大丈夫だと思います。
Loバンドモデルは60mバンド(5MHz帯)が含まれるため、日本では使えないので、Classicモデル(10m 15m 20m 40m 80m)を購入しました。WARCやりたい人はHiバンドモデルもあります。
購入時で 13,186円 で、2月25日に注文し、3月3日に到着しました。
組み立て
到着したキットと、スプリアス計測に必要な40dBアッテネータです。
組み立てはADVENTURE QRPさんで公開されている説明書を見ながら組み立てていきます。
一つミスったのは、ロータリーエンコーダーの押し込みが甘く、基板に密着していなかったのでフロントパネルが取り付けられない状態になっていました。
30年ほどはんだ付けをしていましたが、初めてはんだシュッ太郎NEOを買いました。どうしてもっと早く買わなかったんだろう…
RFボードも組み立て完了しました。
調整
実装が完了したら、これまたADVENTURE QRPさんのチューニング説明書を参考に、LiteVNAをつかってLPFの調整をします。
コイルの巻線を縮めたり伸ばしたり、いくつかコイルを巻き戻したりして調整しました。
出力の調整も同様に行います。
こちらも、いくつかコイルを巻き戻しました。12Vで大体5wになるように調整しました。
あと、説明書では"R shunt"を18にせよ、と買いてありますが、UpTechストアで購入した場合は "R shunt" を22にすると効率などがいい感じになるようです。
ちなみに、電源はモバイルバッテリーでも運用できるようにUSB PDの12Vアダプタを購入しました。
Amazon.co.jp: USB Type-C PD トリガー 家電用 DC変換プラグ (12V, 35135(3.5mm/1.35mm)) : パソコン・周辺機器
ケースの出力
AliExpressでケースも販売されていましたが、自宅に3Dプリンタがあるのに買ったら負けかなと思ったので、自分で出力しました。
スプリアスの問題
さて、調整が終わったら、JARDに基本保証をお願いするためにスプリアスを測定します。
事前に、(tr)uSDXのスプリアスは-50dBcをクリアしていないという情報を得ていましたが、もしかしたらと思い、一通り測定してみました。
やっぱりダメでした。21MHz、28MHzでスプリアスが基準未達です。
次回はこのスプリアスの問題に対処します。
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