そろそろCWを本格的に始めたいなと思っていたところ、買うならこれ!と思っていた Begali Signature がフリマアプリに出品されたため、昨年末衝動買いをしてしまいました。
Begaliはイタリアの電鍵メーカーで、デザインの美しさから”電鍵界のフェラーリ”とも呼ばれています。
そんなBegaliの赤いアルミ製フィンガーピースもお気に入りですが、FacebookのBegaliユーザーグループを眺めていたところ、木製のフィンガーピースを自作している方の写真を見かけました。
黒檀 手刻み編
木製もいいなーと思い、早速適当な板がないか探していると、フリマアプリに3.4mm厚の黒檀がありました。 黒檀といえば、硬いことで有名な銘木の一つです。
サイズが小さかったためか、価格も手頃だったため早速購入して切り出してみました。
覚悟はしていましたが、かなり硬いです。 ノコ刃もヤスリも金属用でゴリゴリ行きます。
最終的に1000番のヤスリで仕上げ、蜜蝋ワックスで艶出し仕上げしたものがこちらです。
うーん、これはこれで渋くていいんですが、蜜蝋ワックスのせいか杢目が見えにくく、ちょっと想像と違いました。
ブビンガ レーザーカット編
もっと杢目がはっきり見える銘木はないかとフリマアプリで探しまくった結果、ブビンガという木材を発見しました。
ブビンガも黒檀に負けないくらい硬い木のため、これをまた手で切り出すのは辛いので、レーザー加工機で切り出せないかチャレンジすることにしました。
レーザー加工機であれば、ボタンを押すだけで1分もかからず切り出せます。
広島市内でレーザー加工機を使えるところがあったため、レーザーカットさせてもらいました。
最初に黒檀をカットしてみましたが、フルパワーで2パス通しても切れなかったため、黒檀は断念。 ブビンガは1パスでギリギリカットすることができました。
ただ、フルパワーで4mm厚の木材をカットすると切断面が炭になっていて、手で触ると指が黒くなりました。
その後、ヤスリで炭になった部分を削り落とし、形を整え、2000番まで磨き上げ蜜蝋ワックスで仕上げたものがこちらです。
良いですねぇ…私が目指した杢目です。
杢目を水平ラインではなく、少し斜めにしたのも想像以上にカッコよくなりました。
見る角度によって杢目が変わって見えるなど、見ていてウットリする美しいパドルになりました。
あとは、パドルに見合う腕にならないと…