JN4JXLの業務日誌

2020年1月に3アマを取得し、開局したビギナーハムの業務日誌です

1200MHzトランスバータとIC-705でお手軽移動運用

DJーG7が生産終了となってしまい、1200MHz帯に対応した無線機はいよいよIC-9700のみとなってしまいました。

しかし、移動運用するのにIC-9700を持ち運び運用するのは、重量的にも電源的にも現実的ではありません…。

そこで、SG Laboratory の小型トランスバーターとIC-705 を組み合わせて、なるべく軽量で気軽に オールモード 移動運用できるセットアップを紹介します。

SG Laboratory の 23cm トランスバーター

SG Laboratory は ブルガリアのメーカーのようです。

製品ページ

https://www.sg-lab.com/TR1300/tr1300.html

製品ページにあるように、標準では2W出力のトランスバーターですが、1200MHz帯は移動運用時は空中線電力は1Wに制限されます。

固定で使う場合はそのままで問題ありませんが、1200MHz対応の電力計は持ってないし、移動運用に持って行くのも難しいのであらかじめ1Wになるよう調整を依頼しました。

購入手続き

JP3GDTさんのブログが非常に参考になりましたので、そのままリンクしておきます。

jp3dgt.blog.fc2.com

私は、2021年10月26日に注文のメールを送信して、2021年11月25日に到着しました。

変更申請

電子申請でトランスバーターの追加を申請します。20W以下なので、保証認定は不要です。

終段管の指定がちょっと面倒で何度か差し戻しされましたが、電話で教えてもらいながら、無事申請できました。

出力

電力計は持っていないため、同じアンテナを使って電界強度計でDJーG7と比較してみます。

結果は12VではDJ-G7と比べてちょっと低く、15Vでようやく同じくらいになりました。 ちなみに電源端子の仕様は(多分)IC-705と共通のため、IC-705用のUSB PD 15Vアダプタをそのまま流用します。

IC-705からは3Wでトランスバーターに出力しているため、電源を接続せずバッテリーのみでも運用可能のため、長時間でなければモバイルバッテリー1つでも移動運用可能です。

LO 切替スイッチ追加

IC-705 は 144MHz 〜 146MHz の範囲なので、LOが 1150MHz の時、145MHz が 1295MHzになります。 しかし、1296.600MHz (FT8) にするには、トランスバータの蓋を開けてジャンパーピンを差し替え、LOを 1152MHz にする必要があります。

切り替えるたびに蓋を開けるのは現実的ではないので、スライドスイッチを追加しました。

現在の運用スタイル

現在は主に山口方面1200MHzロールコールに使用していますが、三脚に八木・宇田アンテナを固定し、トランスバーターはアンテナのブームに固定することでロスを最小限に抑えています。