以前から、トロイダルコア(FT114-43)で直給電するMLAとか
こんな適当な給電部と、適当な同調部で室内設置のMLAですが、18MHz 10W FT8でジャワ島(5000km)と通信できるんだから大したもんですね pic.twitter.com/6la0ZqYSMz
— いけちょ(JN4JXL) (@ikeda_shogouki) 2020年11月3日
直径70cmほどの5D-SFAのループにT50-6とバリコンのチューナーで給電して5Wで台湾とWKD!
— いけちょ(JN4JXL) (@ikeda_shogouki) 2020年10月29日
とりあえず仮組で環境も悪いけど、いけるもんですね。 pic.twitter.com/u32QWZiZHF
を試作していましたが、エレメントに5D-SFAを使っているため支柱が必要で設置がちょっと面倒でした。
しかし、JJ0JXOさんの動画を見て、ワイヤーエレメントで自立するタイプはまだ作ったことないなー、と思いWonder Loopもどきを作ってみました。
写真ではHi/Low切り替えのトグルスイッチが付いていますが、SWRが悪化したため最終的に撤去しました
材料
- エレメント 3mm x 2.1m アルミワイヤー (100円均一)
- タッパー(100円均一)
- 陸軍端子 x 2個
- 丸型端子 x 2個
- 160pf + 80pf 2連ポリバリコン (直列で使用)
- T68ー2
- 0.6mm エナメル線 x 60cmくらい
ポリバリコンはパラにしたほうが容量は稼げますが、今回は耐圧優先で直列にしました 中華QRPチューナーに入っていたものを使用しましたが、これと同様のものだと思います。 www.aitendo.com
作り方
K1FMさんの mini magnetic loop 2.0 をベースに、同調したい周波数に合わせて2次側の巻き数を調整します。 K1FM Mini Magnetic Loop 2.0 – K1FM.us
今回は18MHz〜になるよう巻き数をトライ&エラーで詰めていき、1次側 2T、2次側28Tになりました。
あと、K1FMさんの回路図ではタップしたところを網線側に接続していますが、今回は逆に(2Tのタップを芯線に接続)しています。なんとなく。
チューニング
まず、バリコンのつまみを回してノイズが大きくなるところに合わせ、705 Remote のチューニングキャリア送出機能で 1w RTTY で送信しながら、SWRが最小になるように微調整します。 調整の仕方は、JJ0JXOさんの動画 を参考にしてください。
なお、感電する可能性があるので、送信中は絶対にエレメントには触れないようにします。
使用感
21MHz FT8 5w で試しにでCQを出してみたところ、QSOは出来なかったものの pskreporter 上ではオーストラリア、ニュージーランドまで届いているのが確認できました。 コンディションさえ良ければ室内からでも意外と飛ぶようです。
また、10wで30秒ほど送信してみましたがSWRに変化なかったので、10wでもいけるかもしれません。要検証。
まとめ
カウンターポイズに悩まされることもなく、コンパクトに持ち運べて設置も簡単、つまみ一つでマルチバンドで使えるお手軽アンテナとしては十分実用的じゃないでしょうか。
もうちょっと丈夫なケースに入れ直そうかな。