IC-705は大変コンパクトなリグで、机の上のどこでも置きやすいのですが、操作面が真正面にないと少し操作しづらいです。
角度を調整するのによく使われているのは、マンフロットのPIXIですが、三脚ゆえ、それなりに場所をとります。
また、高さがあるので長時間操作すると少し手が疲れます。
100円均一のタブレット台使っているのも見かけましたがしっくりきませんでした。
なければ作る
というわけで、“俺が考えた最強のスタンド”を作ることにします。
要件は
- いい感じの角度
- 場所をとらない
- シンプル
です。
IC-705には底面に三脚用のW1/4の穴と、AMPS用のM4が4つあります。
三脚穴はちょうど重心のあたりにあるため、角度をつけるには向いていません。
今回はディスプレイ側のAMPS穴2つを使うことにしました。
モデリング
モデリングにはTinkerCadという、ブラウザ上で動作するモデリングソフトを使いました。
Fusion360とかがいいんでしょうが、単純な形なのでTinkerCadでパパッとやります。
いくつか試作を重ね、最終的にはこのような形になりました。
いざ出力
3DプリンターはXYZのDavinci Jr. 1.0です。
型落ちのエントリーモデルですが、形状もシンプルで精度はそこまで必要ないので十分です。
出来ました
完成
M4x10のボルトで固定して置いてみるとこんな感じです。
少しスタンドが奥まっている気もしますが、IC-705の重心が少し後ろなのと、後ろに傾けることで重心も後ろに行き、意外と安定しています。
後ろ側にゴム足をつけると、滑り止めにもなり、より安定感が増します。
また、スタンドをつけたままPIXIも装着できます。
完璧ですね。これは売れるかもしれません。